蒼穹のファフナー 最終話
感動の最終話。 蒼 そら 穹
・・・まぁ、いきなり総集編はちょっと萎えましたけどね。
総集編やったあとにOPってのも・・・まぁいいか。
で、CM。総士、お前は歌うな(ぉ
そして出撃。決戦を前にして完全に落ち着いてる4人に対し溝口さん「いつのまにかみんな一人前になっちまったなぁ・・・」
そりゃあ、あんだけ死線を潜り抜ければ嫌でも根性据わりますわ。
やっぱり、命を懸けた仕事ってのは、男として一度は憧れるもんです。
ミールって島の空気だったんですね。「この島のミール」って何があんのかよくわかんなかったんですけどね。だから遺伝子レベルで汚染を防ぐ必要があったんですね。
乙姫「この宇宙で命だけが持てる、嬉しくて、悲しい物語」
深いです。生まれてしまった以上喜びも悲しみも抱えて生きていかなきゃならない。
だからこそ生きている、と感じることができる。それがもしかしたら最大の喜びなのかもしれない。
乙姫の言葉は一つ一つが重くのしかかってきます。聞き流せばなんてことはないのに、深く考えようとするといつまで経っても答えが出ないものばかり。
ホントに生命ってのは難しいもんです。
本隊との通信後溝口さんは4人に「聞こえてたか?」と確認
一騎「はい」
真矢「何も、問題ありません。」
文章にするとなんてこたないけど、実際真矢の「何も」と「問題」の間に微妙に間があるのね。だから
溝口「聞こえてたか?」
真矢「何も」
って聞いてないのかいっ!!って思わずツッコむところでした。
なんかムダに8行使った気がする。
カノン「我々もそのほうが都合がいい」
もともとはぐれものですからね。無理に統率された方が動きづらいでしょう。
「一見して守備力重視の陣形だが〜」って
マークザイン戦闘、真矢が後方ってどう考えても強硬突破型しか考えられないでしょ・・・
本当に守備力を重視するなら真矢を中心に置いた3角フォーメーションでしょう。
これならどの方向から攻撃がきても防げます。
このクロスドックだと後方から攻撃された場合は真矢が接近戦という非常に困った陣形になります。
「全員、生きて帰って来い!!」
いよいよファフナー出撃!!
決戦にふさわしい派手な戦いを繰り広げてくれます。くーっ、やっぱ戦闘は突撃だよ、突撃。その場にとどまってちまちま打ち合うようなチンケな戦闘はいらしまへん。
溝口さんその他@輸送機に襲い掛かる敵をブチ抜くマークジーベン。やっぱカッコいいって。しっかし真矢の狙撃力には脱帽です。スパロボでたら射撃初期値160ぐらいありそう。まぁその分格闘値は低そう。格闘値一番高いのはやっぱ咲良になるかなぁ。
でも、咲良が格闘武器使ってるのあまり見たことないから、機体と能力がちぐはぐになりそう。
一騎は主人公補正もかかって全体的に能力高そう。
・・・やっぱスパロボに出たら翔子も甲洋も生存しちゃうのかなぁ。
エヴァ3号機生存はだいぶ萎え萎えだったなぁ。
それに「翔子が〜」「甲洋が〜」ってセリフが使えなくなるもんな。
せめて初参戦時ぐらいは原作に忠実にやってほしいな。
・・・タイミング的にはファフナーと種は同時参戦ぐらいか。平井祭りだな。
話が大幅にズレまくった。戻そう。
ファフナー4機の行軍シーン。描写もいいんだけど何より曲がいい。
エヴァみたいに切羽詰まってばっかのBGMよりこう勝利を確信してるかのような勇猛果敢な曲の方が見てて気持ちいいです。
適切な場所に適切な音楽を使うってのは簡単なようで難しいんだよねぇ・・・。
総士のもとに来たイドゥン@マークニヒト
「我々に本当の戦い方を教えてくれ。今この地にいる人間達を。お前が滅ぼすのだ」
敵に捕まった仲間が敵に協力させられるのはよくあるパターンですけど、やっぱり切ないものがあります・・・。
んで補給。なんか降ってきてんのにシカトするってあたりやっぱりフェストウム脳みそないんだなーとか思う。
突入の際一騎の放った弾が当たった位置と空いた穴の位置が違う期がするけど気にしない。
総士またも敵のなすがまま。
「連携を・・・分断し・・・各個・・・撃破・・・・・・」
・・・・・・分断しても屋内だからあんまり意味は無いような気がするなぁ。
物量作戦なら4人まとめてだってなんとかなる気はするけど。
あ、でも攻撃・防御・支援の役割がはっきり分かれてるからそれはそれで有効かも。
けど支援専門の真矢は落とせてもそれだと攻防の他の3機は落としづらい気がする。
うーん。兵法ってのは難しい。
乙姫は岩戸に戻る準備が完了。シーツを被せてあるあたり遠見先生の配慮が感じられます。
さすがに真壁のオッサンいるしね。
んで、イドゥンの思惑通り分断されてしまう一騎たち。
戦い慣れてるカノン、最初一人ぼっちで戦ってた一騎、シナジェティックコード補正で冷静な真矢に対し、衛の影からちまちま撃ってた剣司にとってはまさに大ピンチ。
水中に落ちた一騎を援護する真矢。あの、カノン食われてるんですけどそっちはいいんですか?
でもなんかちっこい(血ッ濃いって変換で出た)のにわらわら取り付かれてしまうマークジーベン。貴様、俺のマークジーベンに何をするかぁっ!!(違
で、スラスター最大噴射で振り切る真矢。さすがマークゼクスの同型機。スナイパーやってるから影に隠れがちだがジーベンは単独飛行戦闘ができるほど高機動なのです。
「あなたは、そこにいますか」の問いに対し
「前は・・・どこにもいなかった。だが今は、ここにいる!!」と答えるカノン。
彼女が自分の居場所を知った今、彼女には存在する意味がある。帰るべき場所がある。
「母」の下へ、帰らねばならない彼女がいる。そういう覚悟が感じられます。
うーん、やっぱカノンいいキャラだわー。
対して剣司はもういっぱいっぱい。「死んじゃダメなんだぁぁぁ!!!」と涙ながらに剣を振る。
覚悟も何も「死ねない」のプレッシャーだけで戦っているような感じがします。
それも覚悟に入るのかな?
みんなそれぞれ敵を撃破していく中、マークニヒトが登場、しかもよりによって剣司のところに(!)
剣司の銃弾をマークニヒトがピンポイントバリアパンチ(ぉ で弾き返す。そして腕ごとマシンガンを吹っ飛ばす。
その激痛は全員にリンク、やばいです。
変なとこからブーストして離脱する剣司。イージス装備も吹っ飛ばされ、絶対絶命の大ピンチ。
「ダメだ、死ぬぅぅぅぅ!!!」(文字にするとなんか滑稽だな)と諦めモードの剣司に届く仲間の声。目に映るは右腕の約束の数字。今だ!起て!!剣司!!!
ニヒトのグラビティテリトリーを無理矢理ぶった切って一撃。よっしゃ!反撃開始ぃ!!
と思ったらCM。
総士、何度言えばわかるんだ。歌うな。
乙姫、岩戸に到着。
途端、不安げな表情を見せ、膝をついてしまう乙姫。
「私・・・覚悟、できてるのに・・・怖い・・・怖いよぉ」
全てを見透かしたような発言、大人のような落ち着いた物腰。
それでもやっぱり芹ちゃんや里奈ちゃんと同じ小さな女の子。
特に、人間としての命を知ってしまった今、自己の消滅は彼女にとって恐ろしくないわけがありません。
ついに泣き出してしまいます。
これが人の性なのでしょうか。何も無ければ、死を恐れることは無い。
けれど、命として生まれてしまった以上、それを失うことは多大なる恐怖としてのしかかってくる。
失うことは、人間にとってもっとも恐ろしいことなのではないでしょうか。
「千鶴・・・あたし、ここにいたい・・・ここにいたいよぉ・・・・!」
ついに、声を上げて泣き出してしまいます。
ごめんなさい、俺一緒に泣いてました(ぉ
「おかあさん・・・」顔も知らぬ母親のぬくもりを、千鶴に求める乙姫。
泣き止んだ乙姫。
「あたし・・・わかったよ。こんなふうに、あたしがこの島になればいいんだ。あたしが、あなたたちみんなを抱きしめる。おかあさんみたいに・・・」
子供の一面を見せたと思いきや、堅い強さを見せ付ける乙姫。
このギャップがまたグッときます。やっぱ冲方丁はすごい。
そして、島との再同期。
金色の光となり消えゆく乙姫。最後の微笑がまた涙を誘います。
一方、剣司の一撃に思わぬ負傷を強いられたイドゥン。
痛みを知らなかったフェストゥム、ゆきっぺと同化したのが原因でより人間に近くなったのでしょうか。
そこに天井ブチ抜いてカノンが登場。ニヒトの腹部に刃を突き立てる。
総士「教えてやる!僕がお前達に教えた戦い方の名前を・・・」
「消耗戦だ!!痛みに耐えて戦う戦法だ!!」
剣司が背後からさらに一撃
総士「それが戦いの痛みだ!存在することの苦しみだ!!いなくなる事への恐怖だ!!!」
剣司を薙ぎ払い、離脱を図るニヒト。しかし眼前に真矢のマークジーベンが立ちはだかる。
真矢「逃がさない・・・!」
・・・カッコいいです。はい。参りました。
総士「生きていることに感謝しろよ・・・それが、今ここにいることの喜びだ、フェストゥム」
イドゥンは理解したのでしょうか。無に帰すべきか、有の喜びを教えるか。
一方、ニヒトを撃退した一行。
紅音のコアに触れる一騎。膨大なデータを竜宮島に送信。
そして総士の居場所にたどり着く。
突入する一騎を、全員で援護。
「絶対に・・・通さない・・・!」
敵の意思を受け入れ、総士を同化して救出する一騎。
みんな一騎ぐらいの強さを持ってれば戦争なんか起きないんだろうけどね・・・。
そして動き出したミール。空とつながり、世界を覆いつくさんとする。
上空に向かうコア。それをザインがジーベンのドラゴントゥースに同化し、撃ち抜く!
総士「彼らにとっては・・・あれがたった一つの希望だったのかもしれない」
互いの存在を賭して戦う戦争。敵にも負けられない理由がある。
人間様だけがいい思いしようというのは、傲慢な気がします。
真矢の狙撃力にザインの出力で見事コアを撃破。
うーん、いいですねえ。スパロボで合体攻撃確定。
気力130、消費EN50、射程4〜11、威力5600てとこですかな。地形適応全部Aで。
記事の都合上、岩戸と北極のシーンを分けて書きましたが、これが交互に入り組んでいて「動と静」みたいな感じで上手く話が軌道に乗ってテンポよく仕上がっています。
やっぱり冲方すごい
そして溝口さん@新輸送機に拾ってもらってさあ島にかえろう。
と、その時、ミールが自己を犠牲にして固体化したイドゥン@マークニヒトが襲い来る。
マークザインを道連れにしようとします。
そこに真矢がジーベンで飛び出す。さすが高機動空中戦使用。ドライやアハトじゃこうはいきません。
狙撃もできて高機動。最強。カッコええ。萌え燃え。
やっぱマークジーベンLOVEです。プラモ出ねーかなー。塩ビでも買うよ。ガチャポンだったら出るまでやるよ。
一騎が連れ去られ、錯乱する真矢。
しかし、クロッシングが生きていることが一騎の生存の証拠。
それを信じる仲間達。
飲み込まれそうになる一騎と総士に手を差し延べる甲洋。同化されフェストゥムと化しても彼は仲間。ええ話や。
そして同化しようとしたマークニヒトを逆にとりこみ、マークザイン復活。
なんかラスボスの割にやられ方があっけなかった気もする。
そして墜落した人類軍の飛行機と同化、飛んで島へ帰ります。
総士「飛べるか、一騎」
一騎「飛べるさ・・・俺とお前なら・・・。そうだろ?」
なんかいろいろいわれてますが、やっぱりこれだけ信頼しあえるってのはいいことだと思う。こんだけ信じられる人間が自分にいるか・・・まぁ、いいじゃんよ、俺の話は。(二回目
けど総士の体はもう同化されほとんど残っていない。もう、一騎と共に島に戻ることはできません。
消えた総士。彼は生まれ代わり再会を約束して、消えていきました。
島に戻ってきた一騎を真矢@ジーベンが迎えに行きます。
くーっ、かっこええ・・・やっばジーベンかっこええって。マジで。
この直後にカノンの顔が崩壊してたのは何も言うまい。
そして、ファフナーから降りる一騎。
見つめあう一騎と真矢。
そして島の俯瞰カット
総士「お前が信じてくれる限り、いつか必ず、帰る。」
・・・すごく完成度の高い最終回でした。戦闘シーンもメッセージ性も非常に内容が濃く、だいぶ心に響くものがありました。
「あなたは、そこにいますか」
この問いに対する答えは、いつか自分自身で出せることを祈っています。
ファフナー見て、命とは何か、生きるってどういうことか、だいぶ考えた気がします。
もし突然死ぬようなことがあるなら、後悔できるような生き方をしたい。
もし自分が死ぬ時期ががわかったら、後悔しないような生き方をしたい。
自分が「ここにいる」という感覚をしっかり持って、地に足をつけて一本筋通して生きて生きたいと思います。
ありがとう、ファフナー。
・・・・・・ほんとに感化されやすいな、俺。
・・・・・・ファフナー終わっちゃったら、どうやってスパロボ分*1補充しよう・・・。
しっかしこんだけ長いレビュー書くと疲労も半端ねえや。録画見ながらやったら3時間ぐらいかかってるもんなぁ・・・